Business Media 誠のコラムに、興味深い記事があった。
「活字離れはウソ?」
出版不況、活字離れと言われているけれど、実際はそうでもないらしい。
新本の販売は多少後退してはいるものの、書籍は微増、主な減少は雑誌の類であるようだ。実際、ここ最近、休刊や廃刊になる雑誌が相次いでいる。
そして、古本の伸びが著しいので、ここを足せば、実際本に使われているお金自体は増えている、ということのようだ。
コラムは、新本販売はコストがかかるからその辺を電子書籍などで補えれば、と締められている。
私は月に二桁以上本(漫画や雑誌も含むが)を読んでいる。学生時代はコストを抑えるためによく古本屋を利用していたのだが、良い本にはきちんと投資したい、著者に少しでも還元したいという考えるようになり、最近はなるべく新品で買おうと心がけている。
ブックオフなどで買えば確かに非常に安くあがるのだが、書いた人たちには何も還元されないのが難点。新本を買うことで、「あなたの書いた作品を楽しませてもらっているよ」というメッセージになるのではないだろうか。
無論、そこまでの価値がないと思えば古本屋で買えばいい。気に入ったものに「投資する」という感覚がいいのではないか。
そもそも、「活字離れ」というのはたぶん誤りであろう。多くの人は手軽にメールを利用し、毎日のように大量のブログが書かれている。ネットの世界は活字に溢れていて、ネットの掲示板を一時間読めば、文章量は新聞一週間分に匹敵するという話もある。まあ多少眉唾な話だろうし、ネット上の情報は玉石混交で、自分で判断する能力というのが非常に重要なのだが、それだけ活字に触れる機会は多くなっているということだ。
しかし、幼少より本に慣れ親しんできた私としては、日本人一人当たり一年で10冊そこそこしか読んでいないというのに驚きである。漫画や雑誌含めてですよ?教科書や楽譜は入っているかわからんけど。もっと本読もうよ、と声を大にして言いたい。
確かにコミックや文庫のような値段ならともかく、お札出してまで買いたくないよ、と言われるかもしれない。確かに以前の私もそう考えていた。でも、良い本というのは本当に良いもので、値段と時間に見合うだけの価値を与えてくれる。
だがまあ、こういう表現が適切かはわからないが、効率的なビジネスモデルかは疑問ではある。以前、書店でアルバイトしていたことがあるのだけど、時給は恐ろしく安かったし、万引きとかの被害も多かった(結構捕まえたけど、減りはしてもなくならない)。そもそも、本にはたくさんの人の手が加わっている。中身を書くライター、それを製品化する出版社、現物化する印刷業者、モトになる紙、インク。流通を仕切る問屋、運送業者、そして小売の本屋。……これだけ手間がかかっているんだから、あの値段はむしろ安いくらいか?
そういえば、返本されたものはどうなるのだろう?たぶん一部は残してあとは処分なんだろうが……勿体無い。安値で売るとか、そういったことは出来ないのかね?雑誌とか、5年経ったら3割くらいの値段で売るとか。保存する場所が問題なのはわかるけど、amazonみたいに巨大な倉庫を借りて、ネットショッピングで売れば意外と売れると思うんだけど。
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