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初めての村上春樹

 初めて村上春樹の作品を読みました。恥ずかしながら今まで読んだ事が無かったのです。

 私の読書遍歴は、小学校時分は推理モノ、中学は歴史・時代モノ、高校は新書などのエッセイ・教養系で、文学とかはほとんど読みませんでした。国語は昔から何故か非常に得意で、何もしなくても学年でトップクラスでしたし、模試などでもかなり上位でしたし、そのせいで好きなものしか読まなかったんです。夏目漱石森鴎外宮沢賢治芥川太宰なんかも授業でやったものくらいしか読んでないし、三島由紀夫とか川端康成なんかも読んだこともなかった。いやはやお恥ずかしい限り。
 しかし、教養という点からも、また趣味を読書と言う以上、よく読まれてる作品とかは読んどくべきでしょうと思い、最近よく読むようになりました。といってもまだまだですけどね。この歳になってようやく面白さがわかるようになってきた気がします。

 で、村上春樹ですよ。なんかミーハーっぽいしなあとかなんとなく避けてきたのですが、なんとなく読もうと思えたので、以前ネットで評価が高かった『風の歌を聴け』(講談社文庫)となんとなく代表作のイメージがあった『海辺のカフカ』(新潮文庫)を購入。

 感想は、うーん……微妙。
 最初に読んだ『風の歌を聴け』は、想像と違って、文章はくどいし正直よくわからんという印象。次に読んだ『海辺のカフカ』は、さすがに『風の歌を聴け』から年月がたっていることもあって、文章もこなれてるし、展開も先が気になってすいすい読んでいけた……のですが、最後の一割くらい、締めの部分が合いませんでした。
 たぶん、自分の読み方は間違っていた気がするんですよ。村上春樹の作品を味わうには適していなかったのだろうと。ストーリー系の作品、という言い方でいいかわからないけど、そういった作品ではないんだと感じました。もっと象徴的な、感性重視のような印象。右脳フル回転で読まないといけないんでしょう、きっと。
 これで自分には合わない、と切るのは簡単なんですが、再読の必要は感じるし、他の作品も読んでみたいと思えました。次は何を読みましょうか。

 それにしても、実は村上春樹ってもう結構なお歳なんですね。三十代くらいだと思ってましたけど。育ちが阪神間で、しかも父親が自分の従兄弟の通ってた学校の教師だったとか知って、妙に親近感が湧きました。

風の歌を聴け (講談社文庫) Book 風の歌を聴け (講談社文庫)

著者:村上 春樹
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